シンガーソングライター/ラッパーとしてLAを中心に活動するIman Europe(イマン・ヨーロップ)。自身の名を逆さから読んだ愛称『Nami』をそのままタイトルとした彼女の1stアルバムが、1月3日に日本独占でリリースされるのを前に、現在iTunesなどでデジタル先行解禁された。

NYで生まれた彼女はすぐに移住し、成長過程の大半をLAで過ごした。ベーシストの父、詩人の母の下で幼少期より音楽に親しみ、なかでもAndre 3000、Erykah Badu、Kanye West、John Legend、Beyonce、Lauryn Hillらの音楽に強い影響を受けたという。これまでに2枚のEP“Caterpillar”(2015)と“Hello, Mellow”(2016)をリリース。”Caterpillar”のなかで彼女は、それまで誰もが予想だにしなかったであろう自身の暗い側面をサウンドで大胆に表現し、リスナーを驚かせた。2つのプロジェクトを通じて、Imanはその卓越した才能とバランス感覚、作品に対する並々ならぬ情熱を明確にリスナーへと伝えている。

 

 

そんな彼女の日本限定盤『Nami』は、カリフォルニアのビーチサイドを彷彿とさせるような、まったりと心地よいヴァイブスを持つ本作のサウンドアプローチを指し示すキーワードとして、日本語の“波”の意味も込められている。また、ポーランド語で“Nami”は“私たち”を意味し、これは収録された全曲に通ずる大きなテーマとなっているという。

意志を感じる歌声、Lauryn Hillの影響を感じさせる言葉への強烈な意識に加え、R&B、ソウル、トランスミュージックの要素を盛り込み、Frank Oceanを思わせる幻想的な雰囲気を併せ持った自身の音楽について、Imanは「サイケデリック・ソウル」と表現している。キレの良いビートと、ハスキーでウェットな歌声が絡み合う“High Tonight (Prod. Contraband)”、宇宙遊泳を思わせるサイケデリックかつフワフワと気だるげなサウンドが病みつきになる“Sometimes”をはじめ、バラエティに富んだ全12曲は人々を鮮やかな非日常へと誘うだろう。さらに、LAを拠点に活躍する日本人プロデューサー・starRoと共演した限定ボーナストラック“So Cool”にもぜひ注目してほしい。

素肌に降り注ぐ太陽を思わせる爽快なきらめきに満ちたサウンドは、冷たい北風に身を縮める我々に完璧なまでの「夏の終わり」を届けてくれるはずだ。

 

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