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洗練された彩り豊かな最新鋭のソウルサウンドで魅せるUK発の期待のニューカマーSolomons Garden(ソロモンズ・ガーデン)。いよいよ本日デビュー作『Welcome to the Garden』を日本で発売した彼らの経歴や目指す音楽とはいったいどのようなものなのか、改めてフォーカスする。

 

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Solomons Gardenのストーリーが始まるのは2015年。ロンドン南東のケントにある大学の友人3人でクリエイター集団としてアーティストに楽曲を提供し始めた彼らは、次第に自らがアーティストとして音楽を発信していくことを決意。メンバーの脱退や加入を経て現在の4人体制となると、SoundCloudでリリースした”Sand Dunes”が一部のリスナーから注目を集め、BBCラジオなどでも紹介されるまでに至った。

そんな、結成からわずか2年で急激に注目を集め始めたSolomons Gardenの創始者はMKFWIことMakafui Adorkorbidji。ドラマーでプロデュースからソングライティングまで手がけるまさにバンドの頭脳とも言える存在だ。もう一人の男性メンバーはプロデュースとシンガー、そして鍵盤奏者も務めるダニエル”The Wizz”トッド。シャネル・ヘミングズとエリカ・トーレスの二人の女性メンバーはともにシンガーでありソングライティングを担当している。

 

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4名それぞれがいくつもの強みを持ったコレクティブとしてその才能をぶつけあいながら進化を続ける彼らの音楽ルーツについてMKFWIはこう語る。

「コールドプレイ、J.ディラ、レイラ・ハサウェイ、スナーキー・パピー、ロバート・グラスパー、ハイエイタス・カイヨーテなんかには影響は受けているね。でもそれそのものを目指したっていうより、それぞれの良いなと思った部分をミキシングボウルに突っ込んでみたら僕たちの音楽になったって感じだね」

本国イギリスのメディアでは”エクスペリメンタル(実験的な)ネオソウル”と彼らの音楽が表現されているようだが、まさに様々な実験を経て彼らの音楽性は成り立っているようだ。実際に彼らが名前をあげているロバート・グラスパーやハイエイタス・カイヨーテなど、同じく実験的と評されるアーティストたちとも常々比較されてはいるが、Solomons Gardenの音楽性はその枠すらも超越したものを感じさせる。

 

 

そんな彼らが本日リリースした『Welcome to the Garden』は、今年2月に本国で6曲入りのEPとして発売された同名タイトルに新曲を追加してフルアルバムとした作品。プロデュースはMKFWIとダニエル・トッドがつとめ、全体にエレクトロニックな雰囲気を醸しながらもソウルフレーバーを散りばめた唯一無二のSolomons Gardenサウンドが凝縮されている。

本アルバムのコンセプトを彼らに聞くとこう返答がきた。

「僕たちは音楽は個人的なものだと強く信じていて、同じ音楽でもそれをどう解釈するかはそれぞれの自由にしておきたいんだ。ここで僕たちがコンセプトを語ってリスナーの感じ方を決め付けたくないんだ」

また、こうも語っている。

「まだ誰も聞いたことがないようなビートを生み出して、最初にそのビートを聞いた時のことをいつでも鮮明に思い出せるような体験ができる音楽を作りたいと思っているんだ」

ピュアに音楽の持つ力を信じて、今までにない全く新しい体験を音楽を通してしてもらいたいという強い願いを持つ彼らの音楽をぜひシンプルに感じてもらいたい。

 

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