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ナイジェリア出身で現在はベルリン在住のシンガーソングライターWayne Snow(ウェイン・スノウ)。ベルリンのみならずニューヨークやロンドン、シドニーなど世界中でパフォーマンスを行い、90年代のアメリカンヒップホップ、R&Bに独自の解釈を加えながら展開する刺激的なグルーヴで話題を呼ぶ彼のデビュー作『Freedom TV』が本日発売された。

Wayne Snowは2014年にベルリンを拠点に活躍する若きDJ/プロデューサーのMax Graefの”Rivers of the Red Planet”にボーカルとして参加。そこで響かせたSnowの繊細で美しい歌声は、彼自身も敬愛するネオソウル界の大スター・D’Angeloと比較して語られるなど評価を高め、2015年8月にはBoiler Room Copenhagenにも出演。その他世界各国でライブパフォーマンスを行い、その研ぎ澄まされた音楽性には、あのGiles Petersonも注目しているという。

 

Wayne Snow – FALL (official)

 

そんな彼がついにリリースするデビューアルバム『Freedom TV』はプロデューサーにMax Graefを迎え、「自由」「闘争」「創造性」をテーマに制作。バップ、ソウル、ジャズ、ハウスなど、多彩なサウンドがひしめき合う珠玉の楽曲の中で、彼は実に多彩な表情でリスナーに訴えかける。

ゆったりとしたリズムで酔わせる“Cooler”、“Fall”や、反復しながら徐々に変化するリズムパターンが病みつきになる”The Ryhthm”、スペイシーなサウンドが耳に心地良い“Nothing Wrong”など、収録された全10曲はいずれも耳の肥えたソウルミュージック・ファン納得の完成度。

次回作については「まだ検討もつかないよ。まだまだ探求すべきことが沢山あるって感じさ」と語るWayne Snow。彼の視線の先に広がる音楽の世界はまだまだ広い。その探求の始まりとも言える本作『Freedom TV』をぜひチェックしてみて欲しい。

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