Sola Rosa

New Zealandをベースに活躍するプロデューサー、Andrew Spraggonを中心として活動するバンドSola Rosa。彼らのサウンドの特徴はHip Hop、Jazz、Raggae、Deep Funk、Soulなど様々なジャンルを見事に融合させた、ダンサブルなビートとよく練られた心に染みるメロディだ。

彼らの音楽に対する情熱はその制作過程のすみずみに感じられるが、特にサウンドメイキングに対するこだわりは並々ならぬもの。ホーン、ギター、ストリングス、パーカッション、ドラム、ベースなど、曲の根幹部分は生音でレコーディングし、その上からシンセサイザーや打ち込み音を匠に操り融合させ、温かい生音の響きと斬新な耳触りを両立させている。この”完璧主義”と言えるほどストイックに作りこまれたバンドサウンドがもつ新鮮な響きは、聴く者の魂を熱くさせ虜にすることは間違いない。

そしてSpraggonは、第一線で活躍していようが、アンダーグラウンドシーンにいようが関係なく、本当に自分が良いと感じたアーティストしかフィーチャーしない実力優先主義者。ゲストにビッグネームアーティストを起用して興味をひくことはせず、あくまで純粋に自らが信じる音で勝負をしているのだ。

 

Sola Rosa – Love Alone, Live At Splore 2010

 

今作『 Low and Behold, High and Beyond 』もまた例にもれずジャンルレスで情熱的な1枚。夏の始まりを思わせる“Promise”で幕をあけ、LA Mitchell をフィーチャーした美しくピュアなサウンドの“Real life”、そして勝手に体が動きだしてしまうようなダンサブルナンバー“Wiggle”と、その多彩な音楽性と、こだわりぬかれた上質サウンドを存分に聞かせてくれる。そして今作はNew Zealand のiTunesチャートで1位を獲得し、北米・全豪ツアーを敢行するなど、精力的に活動を続ける彼らの注目度は急上昇し、ついにBBCのラジオ番組にもピックアップ!この1枚を起点にこれから世界を股にかけて活躍していく彼らから目が離せない!

 

Spinning Top ft L.A Mitchell official video