(Secret Rendezvous – Japan Release Promo Video)

7/25に『 Paint The Town Red 』を日本でリリースしたSecret Rendezvous。彼らから日本のファンに向けたメッセージとプロモーションビデオが到着した。

自らのアルバムについてや作品の制作秘話などが満載のメッセージを是非ご覧下さい!
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Q1.日本のファンに向けてこれまでのキャリアとあなた達の音楽を紹介してもらえますか?

Hello everyone!私たちはオランダのアムステルダム出身のSietske “Musiex” Morsch(シンガー/ソングライター)とRemi “Sausbei” Lauw(ギタリスト/プロデューサー)の2人で構成されるSecret Rendezvousです。ライブの時は友人のRicardo Lekatompessy (bass)、Joel Dieleman (keys) そして Yori Olijslagers (drums)と一緒にやっているんだ。

私たちは現代の音楽だけじゃなくて60年代~80年代の音楽達にも影響を受けていて、そこから自分達の音楽をPsychedelicと言ったりElectronicと言ったり Soulと言ったりしているよ。

2011年の1月にグループ名をSecret Rendezvousに決めてから、同年3月にはデビューアルバムの『 Paint The Town Red 』をオランダでリリースして、オランダとベルギー、そしてイギリスでツアーをしたんだ。
私たちの曲がオランダだけでなく、イギリスやアメリカ、そしてカナダのラジオとテレビでフィーチャーされていてとても嬉しく思うよ。
そして今回、私たちのアルバムが日本でも発売になるっていうのは凄くエキサイティングなことだよ!もう日本のみんなの反応が楽しみで仕方ないんだ!


Q2.いつごろからどうやってあなた達はPsychedelic 、Electronic、そして Soulと言ったジャンルにいきついて、Secret Rendezvousのスタイルを確立させたのですか?

Remi;
そうだなぁ…。私たちはHiphopやRockのテイストを取り入れたSoulミュージックから作り始めたんだ。その頃はTalking Loudっていうグループ名で、EP『Come a little bit closer』を2008年にリリースしたよ。
これは凄く楽しくて、たくさん勉強になったんだけど、何かもっと挑戦して新しい音を作りたかった。それで私たちはエレクトロニクスとsoundscapingの実験を始めて、これをSecret Rendezvousっていう新しいグループの音にしようって決めたんだ。


Q3.音楽制作はどのように行っていますか?

Sietske:
ほとんどはRemiがビートやコード進行を持ってきて、私がそこに書き足していく感じかな。時々私がコードを思いついたりして、そこから一緒に作ったりもするわ。たまにバンドメンバーに意見を求めたりもするけど、基本的にはRemiと私とで一緒に作ってるわね。


Q4..あなた達の住んでいる街について教えてもらえますか?
また、何かそこから音楽に影響をうけたりしますか?

Sietske:
ええ、もちろん!私たちはアムステルダムに住んでいるんだけど、とてもオープンな街よ。多くのカルチャーが共存していて、アーティストにとっては可能性に溢れた街ね。
ただ、今回のアルバム制作中はRemiはオランダの中心部にあるハーグっていうアムステルダムから車で45分くらいのところに住んでたわね。私たちは二人とも中心部からは遠く離れた村で生まれて、そのあとで街に移ったの。
その組み合わせが、自由で開放的なんだけど現実的でもある私たちを創ったと思うわ。それはミュージシャンとして何かを創る時に大切な資質よ。


Q5..あなた達の音楽を、
聴いたことがない人に対してどうやって説明すればよいでしょう?

Remi:
基本的にはSoulだと思っているけど、そこに60年代っぽいサイケデリックロックであったり、80年代のエレクトロニカのテイストなんかも加わっているかな。


Q6.アルバム『 Paint The Town Red 』を制作するにあたって、誰か密接に関わった人はいますか?
また、アルバム制作にはどれくらい時間がかかったか教えてもらえますか

Remi:
OK!私たちのデビューアルバムである『 Paint The Town Red 』には、数年にわたって書かれた曲達が収録されてるけど、ほとんどの曲は2009年と2010年の間に書かれたものなんだこの制作前段階からレコーディングまででだいたい2年くらいはかかったことになるかな。
そしてアルバムに関わった人についてなんだけど、私たちは音楽仲間たちにこのアルバムでミュージシャンとしてフィーチャーさせて欲しいとお願いしてみたんだ。
例えばYori Olijslagers (drums), Ben Bakker (drums), Emiel van Rijthoven(keys), Ricardo Lekatompessy (bass), Michelle Oudeman (backingvocals), Jeruma Arnold (backing vocals), and Geronimo Latumeten(backing vocals and co-writer Always Get So Clumsy)なんかだね。
また、ドラム録りの時のエンジニアのBudy Mokogintaとアルバムのミックスは協力して行ったよ。マスタリングはDave Collins (Nikka Costa, Soundgarden)にお願いしたね。


Q7.あなた達の紹介文では、「
二人の音楽はFunkadelic からKraftwerk、Curtis Mayfield、 Led Zeppelin、そしてPrinceから Flying Lotusまで幅広く影響を受けている」とあります。あなた達がこれらの多くのアーティストから影響を受けるようになった経緯を教えてもらえますか?また、『 Paint The Town Red』でその影響を特に感じられるところはどこでしょうか?

Remi:
まあ、基本的にSietskeはSoulとOldskool R&Bのバックグラウンドを持っているね。だからボーカルは常にStevie Wonder、Donny Hathaway、Princeのようなテイストを持っているんだ。一方、私はRockやPunk音楽からギターを始めたんだよ。だからJimi HendrixやLed
Zeppelinの影響をうけているね。私はFunkadelicや初期のSly & The Family Stoneの作品なんかはRockとSoulが共存した最高の例だと思うよ。
でもこの2、3年は、エレクトロニカをより多く聞いているね。ヨーロッパのエレクトロ音楽の基本ともいえるベルリンに数回行ったんだけど、実に多くの感銘を受けたんだ。それで私はドラムマシーンやシンセサイザーを使ったHiphopっぽいグル―ヴを探求し始めたり、ギターにも多くのエフェクターを使うようになったんだ!
例えば、“Wacko”は、これらのテイストをふんだんに使った曲だね。シングル“Paint The Town Red”はPrinceっぽいメロディーとKraftwerkらしいシンセをパンクなギターに組み合わせている。
“For the Sky”は Sietskeがダブルタイムフィールを使いながらStevie Wonderのような感じでピアノで書いたはかないSoulソングだね。ブリッジの後、私はハーフタイムにいくとサイケデリックなギターと一緒にCrosby Stills & NashとO’Jaysっぽい感じをだすことにしたよ。
“Trouble”や“Keep it Movin”はFunkadelcやSlyがやっていたようなRockを取り入れたFunkだね。


Q8.アルバム全体のバックにあるコンセプトを教えてもらえますか?
あるいは『 Paint The Town Red 』の制作にあたって目標としていたものはなんでしょう?

Sietske:
正直に言うと、私たちはコンセプトを決めて制作をし始めたわけじゃないの。出来ることをやりながら方向性を決めていった感じかな。制作過程で私たちの人生にもいろいろな変化があって、それが制作プロセスにも大きな影響を与えて、そのまま方向転換したりもしたわね。
このコンセプトをはっきり決めてなかったことが曲のバラエティを豊かにして一辺倒なスタイルにはならなかった要因で、いろいろなことを可能にさせてくれたと思うわ。固定概念を捨て去って、いろんなことをやってみたかったの。


Q9.アルバムの中からオススメの曲を何曲か教えてくれますか?
また、その理由も教えてください。

Sietske:
難しい質問ね…!
そうねぇ…”Secret Rendezvous”は何かを始めようって時には最高よ。明るくてハッピーな歌で、夏にはピッタリ!

Remi:
“Paint The Town Red”は、私たちがクリエイターとしてどういったスタンスなのかっていうのを多く語ってくれる曲だと思う。主にはタレントショーやメディアの影響についてだね。商業的な道をいくのか、自分自身の道を貫くのかってこと。

Sietske:
“Wacko”はよりヒップホップ/エレクトロニック志向で、何かははっきりとわからないけどプレッシャーを感じて、自分の選択したことに不安を感じることについて書いているの。


Q10.日本人のアーティストを誰か知ってますか?
または聞いたことありますか?

Remi:
残念ながら、私たちは日本のアーティストについてはよく知らないんだ…。Jose JamesのリミックスからDJ Mitsuを知ったんだけど、彼からジャズのミックステープをもらってそれを車でかけたりはするよ。
アルバムの最後の曲”What do we know”をミキシングしている時に、アルバムのミキシングをしてもらったBudy Mokogintaからこの曲のシンセの音は坂本龍一のCDを思い出すと言われたね。Budyはこの曲のミキシングのリファレンスとしてそれを選んだんだ。
私たちは日本のミュージックシーンをもっとチェックしたいんだ!だからみんなのオススメを教えて欲しいよ!


Q11.『 Paint The Town Red 』が日本でリリースされることについてどう感じていますか?
そして、あなた達の音楽を聴くことになるであろう日本のブラックミュージックリスナーに向けて何かメッセージはありますか?

Sietske:
それはもちろん素晴らしい気分だわ!私たちの音楽がヨーロッパから外に広がっていくのはとても名誉なことだし、すぐにでも日本に行ってみたいと思っているもの!
メッセージねぇ…。そうね、『 Paint The Town Red 』っていうのは、もっと自由にやろうよっていう意味があるの。
これは私たちのモットーだから、私たちの音楽からそれを感じてくれることを願ってるわ。 🙂

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