2011年の1月にグループ名をSecret Rendezvousに決めてから、同年3月にはデビューアルバムの『 Paint The Town Red 』をオランダでリリースして、オランダとベルギー、そしてイギリスでツアーをしたんだ。
私たちの曲がオランダだけでなく、イギリスやアメリカ、そしてカナダのラジオとテレビでフィーチャーされていてとても嬉しく思うよ。
そして今回、私たちのアルバムが日本でも発売になるっていうのは凄くエキサイティングなことだよ!もう日本のみんなの反応が楽しみで仕方ないんだ!
Remi;
そうだなぁ…。私たちはHiphopやRockのテイストを取り入れたSoulミュージックから作り始めたんだ。その頃はTalking Loudっていうグループ名で、EP『Come a little bit closer』を2008年にリリースしたよ。
これは凄く楽しくて、たくさん勉強になったんだけど、何かもっと挑戦して新しい音を作りたかった。それで私たちはエレクトロニクスとsoundscapingの実験を始めて、これをSecret Rendezvousっていう新しいグループの音にしようって決めたんだ。
Q6.アルバム『 Paint The Town Red 』を制作するにあたって、誰か密接に関わった人はいますか?また、アルバム制作にはどれくらい時間がかかったか教えてもらえますか?
Remi:
OK!私たちのデビューアルバムである『 Paint The Town Red 』には、数年にわたって書かれた曲達が収録されてるけど、ほとんどの曲は2009年と2010年の間に書かれたものなんだ。この制作前段階からレコーディングまででだいたい2年くらいはかかったことになるかな。
そしてアルバムに関わった人についてなんだけど、私たちは音楽仲間たちにこのアルバムでミュージシャンとしてフィーチャーさせて欲しいとお願いしてみたんだ。
例えばYori Olijslagers (drums), Ben Bakker (drums), Emiel van Rijthoven(keys), Ricardo Lekatompessy (bass), Michelle Oudeman (backingvocals), Jeruma Arnold (backing vocals), and Geronimo Latumeten(backing vocals and co-writer Always Get So Clumsy)なんかだね。
また、ドラム録りの時のエンジニアのBudy Mokogintaとアルバムのミックスは協力して行ったよ。マスタリングはDave Collins (Nikka Costa, Soundgarden)にお願いしたね。
Q7.あなた達の紹介文では、「二人の音楽はFunkadelic からKraftwerk、Curtis Mayfield、 Led Zeppelin、そしてPrinceから Flying Lotusまで幅広く影響を受けている」とあります。あなた達がこれらの多くのアーティストから影響を受けるようになった経緯を教えてもらえますか?また、『 Paint The Town Red』でその影響を特に感じられるところはどこでしょうか?
Remi:
まあ、基本的にSietskeはSoulとOldskool R&Bのバックグラウンドを持っているね。だからボーカルは常にStevie Wonder、Donny Hathaway、Princeのようなテイストを持っているんだ。一方、私はRockやPunk音楽からギターを始めたんだよ。だからJimi HendrixやLed
Zeppelinの影響をうけているね。私はFunkadelicや初期のSly & The Family Stoneの作品なんかはRockとSoulが共存した最高の例だと思うよ。
でもこの2、3年は、エレクトロニカをより多く聞いているね。ヨーロッパのエレクトロ音楽の基本ともいえるベルリンに数回行ったんだけど、実に多くの感銘を受けたんだ。それで私はドラムマシーンやシンセサイザーを使ったHiphopっぽいグル―ヴを探求し始めたり、ギターにも多くのエフェクターを使うようになったんだ!
例えば、“Wacko”は、これらのテイストをふんだんに使った曲だね。シングル“Paint The Town Red”はPrinceっぽいメロディーとKraftwerkらしいシンセをパンクなギターに組み合わせている。
“For the Sky”は Sietskeがダブルタイムフィールを使いながらStevie Wonderのような感じでピアノで書いたはかないSoulソングだね。ブリッジの後、私はハーフタイムにいくとサイケデリックなギターと一緒にCrosby Stills & NashとO’Jaysっぽい感じをだすことにしたよ。
“Trouble”や“Keep it Movin”はFunkadelcやSlyがやっていたようなRockを取り入れたFunkだね。
Q8.アルバム全体のバックにあるコンセプトを教えてもらえますか?あるいは『 Paint The Town Red 』の制作にあたって目標としていたものはなんでしょう?
Remi:
残念ながら、私たちは日本のアーティストについてはよく知らないんだ…。Jose JamesのリミックスからDJ Mitsuを知ったんだけど、彼からジャズのミックステープをもらってそれを車でかけたりはするよ。
アルバムの最後の曲”What do we know”をミキシングしている時に、アルバムのミキシングをしてもらったBudy Mokogintaからこの曲のシンセの音は坂本龍一のCDを思い出すと言われたね。Budyはこの曲のミキシングのリファレンスとしてそれを選んだんだ。
私たちは日本のミュージックシーンをもっとチェックしたいんだ!だからみんなのオススメを教えて欲しいよ!
Q11.『 Paint The Town Red 』が日本でリリースされることについてどう感じていますか?そして、あなた達の音楽を聴くことになるであろう日本のブラックミュージックリスナーに向けて何かメッセージはありますか?
Sietske:
それはもちろん素晴らしい気分だわ!私たちの音楽がヨーロッパから外に広がっていくのはとても名誉なことだし、すぐにでも日本に行ってみたいと思っているもの!
メッセージねぇ…。そうね、『 Paint The Town Red 』っていうのは、もっと自由にやろうよっていう意味があるの。
これは私たちのモットーだから、私たちの音楽からそれを感じてくれることを願ってるわ。 🙂